「間違いだけらのエコ生活」の言いたかったこと

「間違いだらけのエコ生活」という本を読みました。
間違いだらけの●●と言えば、自動車評論家・徳大寺有恒さんの本がすぐに思い浮かびます。刺激的な内容であることが想像されるタイトルですが、その通りで、我々が日々環境のためだと信じて行なっている、ペットボトルのリサイクルなどを「無駄なこと」と一刀両断に切り捨てています。
読めばなるほど納得なのですが、この本で一番共感できるところ、読んで欲しいところは
第4章「こころ」から考える環境問題
です。
「もったいなない」という言葉がクローズアップされていますが、この本では、
   もったいない = 物を節約する
ということではなく、
   もったいない = 物への感謝の気持ち
の言葉だと紹介しています。まさにその通りだと思いました。
「気持ち」「こころ」がおろそかになっては、本当にしなければならないことがやがて見失われてしまい、ただ分別すればいい、節約すればいい、といった行動のみが独り歩きしてしまいます。
本当のエコはなんなのか、住民パワーを発揮して、行政とともに考えていくために参考になる一冊ではないでしょうか。