国境ツーリング 上野編

 群馬国境(碓氷峠)へというよりも碓井第三橋梁(めがね橋)が見たくて走り出してみた。

 上野国(こうずけのくに)との国境の街は軽井沢だ。東京で働いていた頃は、遊びにも仕事でも何度も訪れた観光地だが、いざ長野に引っ越してきてからは、1度行ったきり、それも知人の結婚式でとんぼ帰りだったから、20年ぶりぐらいになる軽井沢へのツーリングだった。そうそう結婚式を挙げたのは軽井沢高原教会だった。

 そんな軽井沢だが、今回も旧道の碓氷峠にある熊野皇大神社を参拝したのみで、中軽井沢駅前から北に伸びる国道146号を抜けて、北軽井沢の高原地帯を走り抜け菅平を通り我が家に帰ってきた。肌寒く、夕暮れに向かう時間帯だったが、北軽らしい風景を久々に感じながら走ることができた。

軽井沢銀座の道をどんどん登っていくと、旧道の碓氷峠に着く。そこにあるのが、熊野皇大神社だ。ちょうど長野県と群馬県の県境になっている。そのために、熊野皇大神社(長野)と熊野神社(群馬)という2つの表記がなされている
神社のすぐそばには見晴のいい広場がある。そこも県境に跨いで存在している
見晴台からの眺め。群馬県側はゴツゴツとした山並み(多分妙義山)を見渡せる。浅間山はもちろん、晴天時には南アルプス、八ヶ岳を一望できる

 さて、最大の目的だっためがね橋は、直下より長野寄りのところに広い駐車場が用意されていいて、テクテクと徒歩移動、橋の上まで上がる道が整備されていて、橋梁から下を見下ろすこともできた。前後のトンネルも遊歩道として整備されており、散策できる。

国道18号の旧道の県境(碓氷峠)。ここから4kmほど降ると碓井第三橋梁(めがね橋)に到着する。群馬県側の県境の表示板にはめがね橋の写真が使われている
少し長野側に、観覧者用の駐車場がある。徒歩数分。道路脇にどーんと聳えるめがね橋が見えてくる
橋梁に登るために整備された階段
橋梁に登るために整備された階段
道標も用意された遊歩道
道標も用意された遊歩道
橋梁から国道18号を見下ろす
橋梁から国道18号を見下ろす
トンネル内も通行できる
トンネル内も通行できる