めだか日記14「ヤマトヌマエビ干しエビになる」

 屋内水槽のヒメタニシは、ゆっくりだが動き出している。だが、屋外水槽のヒメタニシは、やっぱり動きが悪い。急激に冷え込んだこともあり、屋内に移動することにした。ヒメタニシの活動環境は、メダカとあまり変わらないはず。めだかは元気に動いているのだからもうちょっと動き回って欲しいところだ。とはいえ、ヒメタニシが綺麗にしてくれるのは、水槽の側面とか石にへばりついた苔だけだ。そこで、苔取り名人「ヤマトヌマエビ」を招聘することにした。

 10月27日、近くのホームセンターのペットコーナーで3匹を購入。水合わせをして、数時間後、21時頃に屋外水槽にリリースした。すると数時間後、水槽の外に飛び出しているヤマトヌマエビを発見! 慌てて水槽に戻すと元気に泳ぎ出した。大事に至らずひとまず安堵したが、翌日、水槽を眺めても、ヤマトヌマエビを見つけられない。懐中電灯を買ってきて、舐めるように中を観察すると、なんとか1匹は発見した。夜になって、ネットで検索してみると、なんと、ヤマトヌマエビは脅威の跳躍力を持ち、脱走するらしいことがわかった。しかも部屋の中をけっこう遠くまではって移動するというのだ。慌てて探してみると、壁際の物陰に、2匹を発見。1匹は部屋の端から端までけっこうな距離を移動していた。今日は天気が良かったので、きれいに干しエビになっていた。

1匹残ったヤマトヌマエビ(赤マルの中)。もう出て行かないで欲しいのだが
1匹残ったヤマトヌマエビ(赤マルの中)。もう出て行かないで欲しいのだが

 夜行性だというヤマトヌマエビは、水になれないと生活しずらいのか、脱走するらしい。夜行性なので夜が危ないとか。心配なので、水量を減らし、さらに夜間は発泡スチロールの板で水槽に蓋をしている。1匹になってしまったからか、水草のアオミドロが急激に減って行く様子は観察できていない。プラ容器の屋外水槽(今は屋内)は、水換え後、水の濁りは見られないので、とりあえず、餌少なめで様子をみている。

 一方、屋内水槽(ガラス水槽)は、着実に苔を掃除している。そこに沈めた石にびっしりと生えていた苔は、どんどんと元の姿に戻っている。ただ、一番掃除して欲しい、全面のガラスは、まだまだ苔が張り付いている。

石についた苔を3匹が掃除中。緑に苔むしていた石がもとの素肌を取り戻している
石についた苔を3匹が掃除中。緑に苔むしていた石がもとの素肌を取り戻している