辰野町へ

 今日はレール&レンタカーで辰野町へ義父のお墓参りだ。盆正月があまり休めない仕事なので、お盆前の休みを利用した。辰野町は塩尻の南側で、諏訪湖の西側にある町だ。ホタルの里としても知られている。

 中央本線が通る塩尻までは、特急もあり、電車の便も多い。篠ノ井線、中央本線、飯田線とつないで、各駅で移動した。運賃は片道1,320円。2時間弱の旅だ。電車は居眠りしながら移動できるので、このくらいの移動距離なら、電車が便利で楽チンだと思う。今回は、辰野で寄りたいところがあったので、塩尻から先をレンタカーに切り替えた。

 このプチ旅で、ラッキーだったのは、予定した電車に乗り遅れたので、「リゾートビューふるさと」という全席指定の観光列車を利用したことだ。今調べてわかったのだが、長野市から南小谷まで観光シーズンに合わせて1日1往復しかしていない。だから、この電車に乗れたのは本当にラッキーだった。しかも、平日で車内はガラガラ、ゆったりと車窓の風景を楽しめた。

 この列車の素敵なところは、ゆったりとしたシートと、景色を楽しめる大きな窓。そして車両前後に設けられた展望席。さらに、日本三大車窓といわれる名勝地、姨捨(おばすて)駅で17分も停車するのだ。高台にある姨捨駅から望む、善光寺平は絶景だ。夜の夜景も素晴らしい。だから「ナイトビュー姨捨」というのも運行されている。松本駅までの乗車だったが、指定席券540円のプラスで、旅気分を味わうことができた。
▲リゾートビューふるさとは、デーゼルエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッド列車。たったの二両編成なのが可愛い

▲リゾートビューふるさとは、デーゼルエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッド列車。たったの二両編成なのが可愛い

▲運転室の後ろには展望室がある。車内にモニターが数台設置されていて、そこには進行方向の景色が映し出されていた

▲運転室の後ろには展望室がある。車内にモニターが数台設置されていて、そこには進行方向の景色が映し出されていた

▲姨捨駅で停車中に車内から見た善光寺平の展望。停車時間もたっぷりあるので、駅ホームに降りてゆっくりと景色を楽しめる

▲姨捨駅で停車中に車内から見た善光寺平の展望。停車時間もたっぷりあるので、駅ホームに降りてゆっくりと景色を楽しめる

▲たった二両編成なのに車内販売があり、アルコールも販売メニューにある。ホットコーヒーよりアルコールの方が安い!

▲たった二両編成なのに車内販売があり、アルコールも販売メニューにある。ホットコーヒーよりアルコールの方が安い!

▲塩尻駅で下車。レンタカーの営業所へ移動しようと桔梗が原口に降りると、街路樹がぶどう。さすが塩尻!

▲塩尻駅で下車。レンタカーの営業所へ移動しようと桔梗が原口に降りると、街路樹がぶどう。さすが塩尻!

 さて、目的の墓参も終え、野暮用を済ませても、まだ時間が少しあったので、たつの荒神山温泉「たつのパークホテル」の湯に立ち寄りした。ここでもラッキーだったのは、この日は日帰り入浴時間が15時から、到着したのが14時50分ぐらい。1番風呂を貸し切り状態で楽しむことができた。

 たつのパークホテルの温泉の魅力的なところは、高台に位置し、露天風呂からは、農林水産省のため池百選に選ばれている「たつの海」を見下ろすことができること。さらに内湯には、この時期にぴったりのとっても温めの源泉掛け流しの浴槽がある。お湯は癖のない無味無臭、透明なさらりとした湯。たつの荒神山温泉の湯を楽しんで帰路についた。
▲辰野町の市街地からすぐ、メルヘンチックな雰囲気のある「たつのパークホテル」

▲辰野町の市街地からすぐ、メルヘンチックな雰囲気のある「たつのパークホテル」

▲日本庭園風の趣ある露天風呂

▲日本庭園風の趣ある露天風呂

▲露天風呂の下には「たつの海」と緑の風景が広がる

▲露天風呂の下には「たつの海」と緑の風景が広がる
たつの荒神山温泉「たつのパークホテル
私の満足度:★★★
   お湯:★★★
   景色:★★★★
   情緒:★★