高山村の桜めぐり

 長野市街の桜がすっかり散ってしまった頃、高山村の桜が見頃を迎える。

 という訳で、今日は高山村へ。まずは、まだ見たことのない「赤和観音のしだれ桜」。赤和観音の参道入口に咲く桜で、今まさに満開だった。ここは桜もさることながら「赤和観音」がすごかった。観音堂まで登る急斜面の石段は今にも崩れそうな感じだし、崖に突き出したお堂も細い柱に支えられて危うい感じ。桜見物にあわせて参拝してみてはどうだろう。
▲支えがなければ今にも倒れそうなしだれ桜。上の方に見えるのが観音堂で、右側に見えるのが参道

▲支えがなければ今にも倒れそうなしだれ桜。上の方に見えるのが観音堂で、右側に見えるのが参道

▲崖っぷちに建つ観音堂

▲崖っぷちに建つ観音堂

▲石がゴロゴロしているのだけのように見えるが、そこが石段。見た目よりずっと急

▲石がゴロゴロしているのだけのように見えるが、そこが石段。見た目よりずっと急

 赤和観音ができたのは桃山時代(安土桃山時代1573-1603年)と伝承されていて、古文書によれば元禄15年(1702年)に再建されているという。それだけ古くから立ち続けるお堂に対し、案内板によればしだれ桜は樹齢200年ほどだ。

 樹高約15m、推定樹齢200年余りで、比較的桜の赤みが濃いのが特徴です。崖上にあり、支柱で支えられながら山側に伸ばした太い根のみで踏ん張っていて、生命力の旺盛さを見せています。
 村の五大桜の1つといわれています。

▲木の下には石に彫られたお地蔵様が鎮座

▲木の下には石に彫られたお地蔵様が鎮座

この後「黒部のエドヒガン桜」を見て、蕨温泉の湯につかり、最後に「水中のしだれ桜」を見て帰路についた。
▲山並みもきれいに見渡せる丘に立つ「黒部のエドヒガン桜」

▲山並みもきれいに見渡せる丘に立つ「黒部のエドヒガン桜」

▲展望風呂から桜が見られる蕨温泉

▲展望風呂から桜が見られる蕨温泉

▲一本杉も印象的な「水中のしだれ桜」。花吹雪も舞っていた

▲一本杉も印象的な「水中のしだれ桜」。花吹雪も舞っていた