須坂の桜といえば臥竜公園が有名だが、そのすぐそばの大日方観音堂のしだれ桜も素晴らしい。
▲杉木立ちの緑に桜のピンクがよく映える
小さな観音堂を覆うように咲く、対のしだれ桜は、高さが20mもあり、立派な枝ぶりを見せる。すでに満開のピークを過ぎていたが、風にあおられ舞う桜吹雪がなんともきれいだった。
須坂市教育委員会が設置した案内板には下記のように書かれている。
「観音堂の夫婦桜」と地元では呼ぶ。一対の桜が杉木立を背景に、高く弧を描いて堂を覆う。山裾に古道が通り素朴な山里の風景となっている。
しだれ桜はエドヒガン桜の変異種という。樹高は両樹とも約二○メートル、幹周三・七メートル(左)三・二(右)メートル。樹冠は各一四メートル、推定樹齢は二五○年。4月下旬に咲き、花の赤味が濃い。
寛永元年(一六二四)創建と伝わる観音堂には十一面観音のほかに、如意輪観音・岩舟地蔵の石仏像が祀られる。文政期の絵馬や明治期の俳額、須坂の芸子衆の名入り提灯も奉納され信仰の広がりを語っている。
しだれ桜はエドヒガン桜の変異種という。樹高は両樹とも約二○メートル、幹周三・七メートル(左)三・二(右)メートル。樹冠は各一四メートル、推定樹齢は二五○年。4月下旬に咲き、花の赤味が濃い。
寛永元年(一六二四)創建と伝わる観音堂には十一面観音のほかに、如意輪観音・岩舟地蔵の石仏像が祀られる。文政期の絵馬や明治期の俳額、須坂の芸子衆の名入り提灯も奉納され信仰の広がりを語っている。
帰りは須坂の古城荘の温泉へ。五岳の湯は清掃中につき、今日は音羽の湯につかった。音羽の湯には露天も隣接するが、高い塀に囲まれた露天よりも、一段高い位置にある内湯からの窓越しの景色の方がずっといい。窓越しにわずかに桜の花が見られる。古城荘周辺の桜も実にきれいだが、もう満開を通り過ぎていた。
古城荘で折り返すと、鮎川堤防の桜並木でバイクを止めた。こちらはややピークをすぎているものの、堤防沿いにずらりと並ぶ桜並木は迫力もあり、十分に楽しめた。土手下ではお花見を楽しむ人たちの姿も見られた。
▲参宮橋から下流を眺める
▲参宮橋から上流は両岸に桜並木が続く