久々の出雲大社

 前回の参拝は2010年。約8年ぶりの出雲大社だ。米寿を迎えた母親と一緒に参拝した。
▲デッカイ注連縄に圧倒される出雲大社神楽殿を背景に

▲デッカイ注連縄に圧倒される出雲大社神楽殿を背景に

 前回は遷宮の前で、いろいろと工事が盛んだった。最近ニュースにもなっていた、戦後日本を代表する建築家の一人、菊竹清訓が設計した旧社務所「庁の舎(や)」もすっかり姿を消していた。古い建築の出雲大社にあって、特徴的な建物として小さい頃から印象的だった。それが、日本を代表する建築家の作品であったことはそのニュースで知り、また、その建物のモチーフが出雲地方の稲掛けであったことは、今、再検索して見つけたニュース記事で知った。

 子供の頃、出雲大社への初詣は、とにかく混んでいた。ところが、駐車場が整備され、道路が整備され、出雲市街から出雲大社へのルートは大きく様変わりした。出雲大社だけが、変わらぬ姿を見せている。

 出雲大社の参拝を終えると、日本三美人の湯「湯の川温泉」に立ち寄った。足腰の弱い母のために貸切風呂と思っていたが、調査不足で、スマホで見つけたその施設にたどり着けず、バタバタ。「ここには行ったことがある」という母の言葉で、四季荘の湯に浸かって帰路についた。