大学時代の友人が、奥さんと一緒に信州に旅行にやってきた。銀婚式の記念だそうだ。善光寺に参拝するというので案内した。
本堂を参拝した後、お戒壇めぐりをして、山門に登り、そして、門前蕎麦(そば処 小菅亭)を食べるというコースをめぐった。
お戒壇めぐりは、多分初体験、500円の参拝料を納めて本堂のご本尊が安置されている場所の下、真っ暗な回廊をめぐり「極楽の錠前」に触れることで、ご本尊様と結縁を結ぶものだ。回廊は本当に真っ暗で前を歩く人がいても、暗闇に吸い込まれてしまいそうで恐ろしい。実際にはそんなに長い距離ではないと思うが、非常に長い距離を歩いたような気がする。そんな暗闇の中で「極楽の錠前」に触れることができたので、これで極楽浄土へ連れて行ってもらえそうだ。
続いて6年に1度行われるご開帳に使用された回向柱が並ぶ場所を案内し、参道を一望する山門に登った。ここも初めて登ったが、善光寺平を一望する景観地をいくつも訪れていたので、景色的にはそんなでもなかった。
最後は、ここらで蕎麦を食べたいという友達のリクエストに応える為に、蕎麦屋を探して門前を西側から東側へと反時計周りにぐるりと回って、門前蕎麦の「小菅亭」へ。以前「長門屋」のそばでがっかりとした経験があったので、創業100年以上の老舗だったが、そう期待はしていなかった。しかし、小菅亭は、大勧進御用達ということが裏付けるように美味しいそばをいただけた。店内にも趣があり、オススメだ。案内した方としては、とってもホッとした。
長野に引っ込んで、ゆっくりと昔からの友達に会うこともなくなっていたので、数時間の再会だったが、楽しい時間を過ごすことができた。別れる時、横浜の土産をもらった。くまモンのパッケージの横浜ハーバーの「ミルクパンプキン」。これが美味しかった。ありがとう。