味噌みたいなのに煮干し風味「ごまだしうどん」

gomadashiudon
大分県佐伯市の道の駅「やよい」に立ち寄ると「ごまだしうどん」の看板がかかげられていました。うまそーだと思わせるにはびみゅーな看板ですが、ちょっと気になります。
このあたりにしかない食べ物だということだったので、さっそく食べてみることにしました。そしたらこれが、
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いけるんです。麺の上にのった味噌のかたまりみたいなのが「ごまだし」で、これを溶かしてたべるのですが、あっさり味、煮干しの出汁がほんのりと効いたような味で、おいしいんです。
この「ごまだしうどん」、なんと、あの服部幸應先生も選考委員に名をつらねた農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」にも選ばれた、由緒正しき(?)郷土料理だったのです。まあ、それは今、ネットで調べて知ったのですが。
ごまだしとは、白身魚のエソ(他の魚の場合もあるようです)を焼き、その身とゴマをまぜ、醤油などの調味料で味を整えたものだそうです。仕事が忙しい時に、簡単に食べられるようにつくられた、この地方の漁村の保存食だそうです。
下記のホームページに詳しく紹介されています。
農山漁村の郷土料理百選:http://www.rdpc.or.jp/
味愉嬉食堂直営ごまだし屋:http://www.gomadashi.com/
さいきりーふ:http://saikileaf.net/
この道の駅で食べたごまだしうどんはすり身付き580円だったのですが、このすり身が甘味があって、さらに激うまでした。すり身とは、魚のすり身を揚げた薩摩揚げみたいなもので、道の駅では、これ単品でも販売されていて、人気商品なんだそうです。うなずけます。
佐伯は、まだまだうまいものがありそうでしたが、食べたのは、これだけでした。残念。
※ちなみに、佐伯市は「さ・い・き・し」なんです。勉強になりました。