小説を読む「どちらかが彼女を殺した」

264575-1正月の帰省を期に文庫本を読み出しました。帰るときは推理小説。えーと誰のだったか忘れたけれど、おもしろかった。でも決定的にはまったのは、兄からもらった竹内真「自転車少年期?あの風の中へ」です。これについてはまたあらためて書くとことにします。

さて、今回読んだ「どちらかが?」ですが、実は2度目。東野圭吾作品はどれも実におもしろく、単なる推理小説の域にとどまらない魅力があります。もちろん、今回もそれを期待して東野作品を選びました。内容に関しては世間の書評にまかせますが、2度目にして、また楽しませてもらいました。なぜ、2度目でも楽しめたかというと、それは、僕の記憶力の貧弱さにも起因しますが、決定的なのは犯人が明記されていないからです。袋とじの解説でそのヒントが書かれていて、たぶんこっちだとわかるのですが、凡人の僕には確信は持てません。犯人をご存じの方はぜひ教えてください。でも、答えを書かなかったということは、犯人はどちらでもいいのではないかとも思います。どんでん返しの証拠が僕の頭の中で準備できればいいのですから。

私の満足度:★★★☆☆

どちらかが彼女を殺した (講談社文庫) 620円