半々かな「臨場」 2008年3月15日 「半落ち」ですごい、と思い、横山秀夫作品をもうひとつ読みました。いいとこはそのままでしたが、全体が一つのストーリーになっていたとはいえ、8つの短編集と言える構成は、納得のいくいいストーリーもあれば、そうでないものもありました。それは、推理小説であれば仕様のないことなのかもしれません。 人が殺されるというシチュエーションのなかで、人間ドラマを描くところが読み応えのある点なのですが、ただ、そこに酔いしれすぎているような気がしないでもありません。私の満足度:★★★☆☆臨場 (光文社文庫) 620円