滝野沢さんと再会

 松本の楽蔵ぴあので友達の滝野沢優子さんが、原発被災地でのペットレスキューについての報告会を開いてくれた。

 いろいろな事情で立ち入り禁止区域に残されたペットや家畜たちが、悲惨な最期を遂げた写真などを見せてもらい、改めて原発反対な気分になった。
 原発事故から3年半が経過したが、まだまだペットへの給仕活動を続けているという。ようやく立ち入りが解除された町は、まるで映画のセットのように、建物だけが被災時の姿をとどめているという。
 
 僕も震災の翌年、翌々年と福島にツーリングに行ったが、今年は行かず終いになってしまった。僕の中でも震災が風化してきているのかもしれないと思った。彼女は「まず、今の現状を来て見て欲しい」と言う。暖かくなったら、必ずもう一度福島を走りに行こうと思う。

 福島は、遠いようでそう遠くはない。長野からなら高速を使えば4〜5時間、下道でも半日程度の一泊二日程度の格好のツーリングコースである。