新スタジアムでホーム開幕戦

▲オリンピックスタジアム(野球場)側からスタジアムを望む

▲オリンピックスタジアム(野球場)側からスタジアムを望む

 南長野運動公園に新しいサッカースタジアムが完成し、今日の長野パルセイロホーム開幕戦でこけら落としとなる。
 
 昨年末の入れ替え戦のパブリックビューイングで、外観だけは確認できたが、実際のスタジアム内部を見るのは今日が最初のチャンスだ。新スタジアムになったためか、案の定入場料はアップしているので、前売り券(バックスタンド)2000円(当日券より500円安い)を買っておいた。わくわくしながらジュリオに乗って南長野運動公園に向かった。

 いいじゃない、新スタジアム。外観もすごくかっこいい。長いスロープから正面ゲートへとのぼって行くのもいい感じだ。内部は2階建ての観客席。1階からはすぐそこに選手が見え、2階からは全体を見渡せる。すべて椅子席でゆったりと観戦できる。前のスタジアムは芝生席だった。この芝生も天気のいい日は実に気持ちよかったのだけれど、J1仕様なのでしようがないところだ。

▲バックスタンド2階席、アウェイ側からの全景

▲バックスタンド2階席、アウェイ側からの全景

 約1万5000人という収容規模もいい感じだ。アルウィンの座席数が1万6000だから、いい勝負である。ただ、新スタジアムでの開幕戦だというのに空席が目立つ、最終的な入場者数は8681人にとどまった。これがJ1に昇格した松本山雅とJ3にとどまった長野パルセイロの差なのかもしれないと思った。まだまだ、これからなのが長野パルセイロなのである。

 試合の方は、残念ならが1-2で、SC相模原に敗れてしまった。華麗なオーバーヘッドシュートで先制しただけに残念な結果だ。

 試合全般はSC相模原が推し気味に進めていた印象だった。エース宇野沢の欠場は痛いと思うが、全般的にSC相模原の選手の方がフィジカルに強く、パルセイロの選手は当たり負けしている印象だった。球際に弱く、最初の一歩が遅い、という印象もあった。結果は、印象を裏切らないものだった。#6仙石のイエロー2枚での退場も、それを裏付けた気がする。

 しかし、仙石が退場になってからは、フィジカル面での強さも見られた。気持ちの入れ方一つで、挽回できる程度だという印象なので、基本的なポテンシャルが十分に発揮されていない感じもした。

 しかし、昨シーズン2位だったら、今年も2位以上が約束されているわけではない。今日のSC相模原はパルセイロより確実に力があるように見えた。シーズン始まったばかりだが、大変なシーズンになりそうだ。