ネットブックとatomプロセッサーの実力

自宅のインターネット環境をいじるきっかけになったのが、msi u 100という、今はやりのいわゆるネットブックと言われるパソコンの購入でした。
それまで使っていたノートパソコンに、お酒をぶっかけてしまいキーボードが効かなくなってしまいました。外付けのキーボードを付ければいいのですが、これが何度セッティングにチャレンジしても動作しないんです。メーカーのサポート窓口で聞いた通りにやってみたのですがダメ。別のところまでダメになったんでしょうか。
一部効くキーもあるので、ノート本体のキーボードだけ交換すればいいと思い、購入したいとメーカーに問い合わせたところ、修理しか受け付けないということでした。それで金額は、最低でも5万円ほど。あちゃー。
基本的にはマック使いで、Mac-miniを使っているのですが、どうしてもウインドウズも必要。そこでソフトウエアのキーボードで使っていましたが、ものすごーく面倒くさいのです。そこで、携帯に便利で、安価なネットブックの購入を考えました。
ネットブックで心配だったのは、パソコンの処理速度です。
現在ネットブックのほとんどが、atomN270というインテルのCPUを積んでいます。最近はN280も出だしたようです。各社ほとんど同じCPUなので、メーカーによる違いというよりも、このCPUの実力こそが問題でした。
結果的には、私の使い方(ホームページをいじったり、ネットを見たり、文章を作成したり)ではまったく問題ありません。むしろ、今までのT2300E(インテルCore Duoプロセッサー)CPUより快適です。メモリが以前の倍の1G積んでいるというのもあるかもしれません。
軽いし、静かだし、msi U 100にはかなり満足しています。
写真は本体に外部ディスプレイを繋いでマルチモニターで使用しているところです。
ネットブックはほとんどが同じCPUと書きましたが、では、この1台を選んだ理由は何かと言うと、
1)価格
2)表示解像度(外部ディスプレイ)
3)キーピッチ
の3つのポイントです。
1)価格
だいたい各社5万円前後というところが販売実勢価格だと思います。そのなかで、4万前後のものが数社みられました。
実際に検討したのは、
HP Mini 1000 SSD 16+8GBモデル
東芝 NB100/H
EPSON Endeavor Na01 mini
SOTEC DC101
の4台でした。
中身が同じなら安い方がいい、という考えでした。
msiといいうのは対象にしていませんでしたが、たまたま近くのPCデポで見つけました。しかも、店頭の現品処分品で、2万9700円。安い!
ちょっと前のモデルでしたが、ハードディスクが80G(主流は160G)という程度で、最新モデルとスペックは変わりません。
2)表示解像度
ノート単体では、10インチ程度のモニターなので、表示できる解像度は推して知るべしです。ただ、外部ディスプレイに繋いで使いたかったので、その時の解像度が気になりました。
やっぱり、ここもほぼ各社横並び。ただ、HPのminiだけは、出力端子がありませんでした。これが一番デザインは好きだったんですが。
3)キーピッチ
キーとキーの間隔です。自宅では、外付けのキーボードを取り付けて使用すればいいのですが、出先では本体のキーボードを使用します。あまりストレスのあるものでは、困ると思ったからです。実際に販売店の店頭で、キーをたたいてみると、窮屈に感じるものが多くあります。
17mを最低ラインと考えました。実際にさわってみるとHPのminiが一番でした。ここでもHPは好印象でした。
msi U 100はスペック上17.5mm、HP miniと同じ、キーたたいた感じもまずまずでした。
結果、圧倒的価格差(特殊事情ですが)で、msi U 100に決めました。
使用して2週間程ですが、使って見て、感じたのは、
無線LANの使いやすさです。たぶん他社も一緒だと思いますが。キータッチひとつでオンオフも可能(実際はキーを2つ同時に押します)です。有線、無線の切り替えが簡単。
WEBカメラも130万画素と高解像度で、キータッチひとつでカメラのオンオフが可能です。これなら、スカイプで映像を送るのも簡単で、きれいです。
そして何より軽くて持ち運びにとても便利です。
バッテリーの持ちは2時間程です。今回、このことはまったく考えていませんでしたが、これだけ軽くて、携帯が便利になると、バッテリーのことが気になりだしました。5時間というもモデルもあります。外で良く使うなら、これも大切なポイントだと思いました。