大分の次は福岡・博多への移動です。
ここでは、福岡市のど真ん中、天神のイムズビル前で2日間のイベントを行ないました。
福岡市は、僕が学生時代に6年間(?)過ごした街です。かれこれ四半世紀も前のことになってしまいました。天神も、天神コアビルなど変わらぬ姿を見せているところもありますが、西鉄天神駅はすっかり様変わりし、その頃と大きく様子を変えています。僕の記憶も薄らいでいるので、なおさらです。
イムズビルは、今年で20周年なのだそうです。訪れる前にホームページを覗いていたのですが、その様子ははっきりと掴めませんでした。イベント会場なの、それとも商業ビル?
イベントを行なっていた2日間、昼間は、ほぼ屋外のイベントスペースにいたので、ビルの中をくまなく見て回ることはできませんでしたが、20周年を記念してつくられた1冊の本「イムズのきもち」から、その姿をおぼろげに掴むことができました。
ここは、福岡文化の発信を企てよう、福岡の文化をつくり出そうという場所なんです。かつて(うーん20年ぐらい前?)は、いかなる施設もそんな気概に満ちていたのではないでしょうか。それが、バブルが崩壊し、はたまた不景気風が吹き荒れて、本業ばかりに必死になるところが増えています。
イムズでは、ちょうど、PEACE TREE PROJECTが始まったころでした。一人ひとりの願いを書き込んだ花の形をしたステッカーをPEACE TREEと呼ばれるボードに張り込んでいき、大きく成長させようという参加型プロジェクトです。そんなイベントを企画したり、個性あふれるステキなお食事処が集まっていたり、はたまた、ビルの中なのにクルマのショールームがあったり。魅力いっぱいです。
福岡市は、九州最大の都市です。ローカルな魅力もありますが、東京と変わらぬグローバルな視点も持ち合わせています。今に始まったことではありませんが、一地方都市に収まらないスケールの街なのです。そんな福岡を感じることができるのが、このイムズではないでしょうか。
福岡を訪ねたら、ぜひとも寄り道してみてください。