真田の里めぐり

 雨の予報なので遠出は見送った。しかし、朝から天気はいい。風呂だけとおもっていたが、県道34で、若穂から菅平へ抜け、国道304を走り、真田町から県道35で戻る周遊コースを走ってみることにした。

 県道34は、壁のようなヘアピンカーブを駆け上がる、標高差のある土地ならではの道。非力なセローにはちと負担をかけてしまう。その分菅平から降る国道304は、道幅も広くなり、コーナーも緩やからハイスピードの下り坂。快走ルートだ。

 真田へ下ると県道4へ。県道4は、上田へとつながる快走ルートなのだが、今日は途中から真田市街へと折れるつもりだった。しかし角間温泉(角間渓谷)の案内板を見て、突然行ってみたくなった。

 県道から折れて3kmほどで行き止まり、1軒宿の岩屋館がある。その周辺が角間渓谷。真田十勇士の猿飛佐助が修行したという猿飛岩や、岩の中に食い込むように作られた岩屋観音を巡った。
岩屋観音に向かう石段は200段以上。振り返るとカモシカが横切っていた

▲岩屋観音に向かう石段は200段以上。振り返るとカモシカが横切っていた

岩屋観音。坂上田村麻呂が建立したという

▲岩屋観音。坂上田村麻呂が建立したという

岩屋観音からは遊歩道を下る。佐助が修行したという猿飛岩

▲岩屋観音からは遊歩道を下る。佐助が修行したという猿飛岩

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遊歩道にある見晴らし台からみた鬼ケ城。鬼が巣くったという伝説がある

岩屋館

▲一軒宿の岩屋館

 岩屋渓谷を後にすると、次は真田本城跡へ。ここも案内板があったので、寄ってみた。建物はないが、城跡は真田の里を見下ろす眺めのいい場所だった。山城でもなく、平城でもなく、本当に小高い丘の上という感じ。駐車場には県外ナンバーが多数。大河ドラマ「真田丸」の影響を感じた。
真田氏本城跡。見晴らしのいい高台。天気のいい日にお弁当を広げたくなる緑の広場

▲真田氏本城跡。見晴らしのいい高台。天気のいい日にお弁当を広げたくなる緑の広場

街並みが良く見える

▲街並みが良く見える

敷地内にある石仏には、六文銭の旗印にちなんで小銭がお賽銭としてきれいに並んでいる

▲敷地内にある石仏には、六文銭の旗印にちなんで小銭がお賽銭としてきれいに並んでいる

 最後は千古温泉へ。今回で3度目だが、宿のような建物の小さな温泉。掛け流しのお湯の鮮度もよく、オススメの温泉だ。今日も20分ぐらい、貸切状態でのんびりとつかることができた。
無色透明のお湯だが、浴槽に触った手が黒くなる。気泡成分も多く体毛があわあわになっていく

▲無色透明のお湯だが、浴槽に触った手が黒くなる。気泡成分も多く体毛があわあわになっていく

沢沿いの静かな立地。千古の滝が直ぐ近くにあり、涼を感じられる

▲沢沿いの静かな立地。千古の滝が直ぐ近くにあり、涼を感じられる