「生きてるだけでだいたいOK」ってタイトルも素敵

僕の世代なら、知らない人はいないでしょう、マジシャンのマギー司郎さんの本を読みました。今はマギー審司さん師匠として有名なのかもしれません。おっとりとした語り口で、見るものを笑わせながら、手品を見せてくれるオジンさんです。そのマギー司郎さんが2007年に出した本「生きてるだけでだいたいOK」を読みました。

特になんの期待もせず、面白いよって言われて読んだんです。で、良かったんです。時間をかけずにサクサクと読めます。それでいて大切なことを教えてもらったという充実感があります。

マギー司郎さんが、どうやって育って、どうやってマジシャンになったのかをあの語り口で淡々と綴られた本なのですが、マギーさんの考え方がしっかりと出ていました。

生き方というのは、いろんな人のいろんな考えがあるのだと思いますが、私はとてもマギーさんの考え方に共感しました。それがどんな考え方なのかはぜひとも読んでもらいたと思います。若い人は若い人なりに、それなりの年齢の人はそれなりに、きっと幸せになれる本です。

残念なことに出版元の講談社に在庫がなく、アマゾンでも新刊が購入できません。売れすぎて在庫がないんならいいのですが、この本は、このご時世にぜひとも一人でも多くの人に読んでもらいたいおすすめの本です。

久々にマギー司郎の手品が見たくなりました。