白馬へツーリング

長野市街にある我が家から白馬へツーリングに出かけました。
昨年4月以来、久々の白馬です。白馬に行ってひと風呂浴びて帰ってくる、それだけのつもりで午前10時自宅をスタートして、裾花川をさかのぼる国道406号線で白馬へ向かいました。
長野市外から白馬へと向かうルートは、国道406号線と国道19号線〜県道31号線をつないで走る2つのルートがあります。急ぐのであれば断然国道19号線です。
しかし、国道406号線は、のどかな田園風景が残り、田舎を感じさせてくれるいい道路です。クライマックスは、白馬へと越える峠のトンネルで、トンネルを抜けた瞬間、北アルプスの山々が実にきれいに見られます。今回は残念ながら雲に覆われていましたが、ここの景色を見るだけでも走る価値はあります。だから、この道を走る時は、長野から白馬へと西向きに走る方がおすすめです。
途中適当に寄り道、帰宅は午後3時、約5時間のツーリングとなりました。
そのルートは、

より大きな地図で 20110815白馬へ を表示
P1000014裾花大橋
国道406号線に入ると5kmぐらいで裾花ダム。そのダム湖にかかるのが写真の裾花大橋です。
このルートは、休日、特に夏場の連休は県外ナンバーも多く走っているのでスピードの出し過ぎは禁物です。


P1000026-72737白髭神社
途中、伝説と水芭蕉の郷「鬼無里(きなさ)」があります。以前は鬼無里村でしたが、長野市と合併したので、ここも長野市内になります。風景が変わる訳ではありませんが、市内と思うと情緒に欠けるといいますか、なんとなく残念です。
ここにはバイクを歓迎してくれるおやきの「いろは堂」があります。
今回より道したのは、「国の重要文化財」という標識にそそられた白髭神社です。なんと! 室町時代に天武天皇が鬼無里に遷都を考えて建てた神社だとか。すごい! すごすぎます。


P1000025-846e0ありじごく
その境内で「ありじごく」を発見。ウスバカゲロウの幼虫の巣。何十年ぶりに見たんでしょうか。子供の頃、よくこれで遊んだものです。
ウスバカゲロウさんごめんなさい。


P1000024-33b77第2郷の湯
目的地白馬に到着。今回は第2郷の湯に入りました。
12時からやっている温泉で、こじんまりとした共同浴場です。お湯は無色透明ですが、入ると肌がぬるっとするアルカリ泉。美肌の湯です。夏に入るとちょっと熱め(冬に入ったことはありませんが)なので長湯はできませんでした。

入浴料:500円
泉質:アルカリ性単純泉
私の満足度:★★★
 お湯 ★★★★
 景色 ★
 情緒 ★★★


P1000019-c6519本州のへそ
ひとっ風呂あびたらまっすぐ帰るつもりでしたが、小川村で「本州のへそ」標識を発見。「ここから6km」の文字につられて山道へ。何でも小川村は本州の重心があるところだそうです。
目的地に到着すると、道から外れたところに御柱(丸太の柱)が建っていました。近くまでも行けそうでしたが、ちょうど帰省中らしいおばちゃんが「子どもの頃、ここらはまむしがいっぱいいてね」と話していたので、眺めるだけで退散。
ちなみに写真右端の柱は、へそ地点とロープでつながれた柱です。
うーん、すごいようなすごくないような。


P1000017-98a6a高山寺(こうさんじ)
へその帰路、立派な三重塔に遭遇。信濃三十三番観音札所の結願所「高山寺」でした。県下最古の三重塔だそうです。木組みの巧みさ、年代を経た木材の色、見る者を飽きさせません。世界遺産、奈良薬師寺の五重塔などより身近な存在で親しみを感じました。いいものを見させていただきました。隣接する鐘楼も素敵でした。
ここのすぐそばにアルプス展望台がありますが、この日は雲がかかってなにも見えません。夕日がきれいだそうです。


P1000015-5e900音楽堂
いいものを見たので、またさらにいいことがあるのではないかと「音楽堂」の文字に誘われて山の中へ。
正体は廃校になった小学校の体育館を利用した音楽施設。年数回イベントがあるらしいです。懐かしい感じの建物ではありました。
私が通った小学校もこんな感じでした。
昭和の時代は、山の中にも立派な学校があったんですね。過疎化が叫ばれるわけですね。