野沢温泉に日帰り専門の温泉施設が2011年末にオープンした。気になっていたのだが、野沢はちょっとばかり遠いのでなかなか足が向かなかった。夜からの仕事、中途半端に時間があり、朝から天気がよかったので、出掛けることにした。
折角天気がいいので、県道66、信州のルート66で峠を越え、志賀高原へ。奥志賀スーパー林道を抜けて野沢と計画して、山田牧場まで走ると、な、な、なんと、災害のため笠ヶ岳からあっちは通行止め! しかたなく国道経由、小布施を抜けていくこと
にした。幸いさしたる混雑はなかった。
野沢温泉到着は10時過ぎ。まず温泉街をバイクを一回りしたが、新しい温泉を発見できず。中尾駐車場横の観光案内所までもどり地図を手に入れ再びアタック。すぐに場所は分かったものの駐車禁止。村営横落駐車場にバイクを置いてとぼとぼと歩いた。
日帰り温泉の名前は「麻釜温泉公園ふるさとの湯」。麻釜の湯を引いた源泉掛け流し温泉なのだが、予想通り普通に入れる湯温に調整されていた。
なにゆえ適温なのか、受付のおばちゃんに聞くと、「地面を通して湯を引いているから」なのだそうだ。「だから水もほとんど加えてない」とも。えっ加水しているのと思ったが、そのあたりは定かではない。浴室には、加温加水なし、源泉掛け流しと書かれていた。
ちなみに、内湯は41〜42度のぬる湯と43〜45度の熱湯の2槽。露天はもうちょっとぬるい感じがした。内湯と露天は源泉が異なり、内湯は無色透明、湯の花はほとんどなし。露天はうっすらと白濁、白と黒の湯の花が漂う湯だった。
外観は湯屋建築、趣のある建物。中は外観からは、ちょっと小さく感じられる湯船だった。
この後、「熊の手洗湯」「上寺湯」をはしごした。
熊の手洗湯は、外湯では珍しい適温の湯で、水道水でうめる必要がまったくない。上寺湯は、70度以上の野沢らしい熱々の湯。僕が行った時には先客が水道水を出しっ放してしていてくれたので、ぬるくなっていて一発で入れた。源泉以上の勢いで、水が注がれていたので、すぐに水道を止めたが、すぐには熱々にならないようだったので、本当の湯を体感できないうちに上がることにした。
次は、外湯13湯の全湯めぐりにチャレンジしたい。