世界の民俗人形博物館/大湯

DSCN8007 天気も良くて、気温も10度を超え、路面の雪もすっかりと解けて来たので、久々に高山村へ出掛けてみた。子安温泉までは、まったく路面に雪無し。去年もそうだったが、ここから先が日陰でうっすらと雪が残っていたので、すごすごと引き返す。火曜日なので子安温泉も休み、蕨温泉側の道に迂回し大湯を目指した。屋根には雪の残る民家も多いが、日当りのいい路面にはまったく雪がない。この調子なら滝の湯までは行けるかと思ったが、大湯の回りの雪の多さに考えを改めた。
 久々の大湯は熱かった。

DSCN8014 帰りは人形博物館に寄った。駐車場だけでも見ておこうと駐車場に入ると駐車場整理のおじさんがいたので、そこだけで帰りづらくなり、入館してみることにした。
 結果的には入館してみて良かった。三十段飾りのひな人形も良かったが、併設の歴史的建物園、須坂版画美術館も良かった。
 まず、人形博物館だが、常設の世界の民俗人形にはまったく興味を引かれなかった。スロープで巡れるバリアフリーな建物自体は素敵だなと思えたし、ひな人形の展示は良かった。5月は五月人形を飾るらしい。
 次は、歴史的建物園。須坂の製糸全盛期に建てられた長屋門をくぐると、移築された「藩医板倉雄碩邸」「旧須坂藩の武家長屋」「江戸末期の町屋」が、並んでいた。どれも興味深い建物ばかり。
 最後に、版画美術館をのぞいた。ここにも三十段飾りがあった。その飾りも良かったが、版画の展示がよかった。版画のぬくもりを感じた。
 この版画美術館には併設として平塚運一版画美術館と記されている。この平塚美術館の方を見なかったのだが、この原稿を書くために、ネットで調べたら、なんと島根の人ではないですか。今度行ったらちゃんと見よう。