若槻温泉天ぷらうどん

 3月に入り、寒さがピークを過ぎようとしていいる。寒波が到来するのだが、その後には寒気がゆるみ、春遠からずと思わせてくれる。今日もそんな1日なので、若槻温泉で昼風呂を楽しんだ。

 若槻温泉は、外観はちょい洋風だが、中身は純和風。4〜5人も入ればいっぱいの内湯は加温されて入り頃の湯温だが、露天には、内湯から引いていると思われる、ちょっとぬるめの浴槽と加温なしのまさに純源泉掛け流しで、冬には寒くてあんまり入りたくない新しい露天がある。この露天にはお一人様用の湯船があって、夏ならここで居眠りしながら長湯するのが実に気持ちいい。今日は日差しもあったので、15分程、このお一人様風呂につかった。さすがにまだ冬まっただ中、内湯で身体を温め直してからあがった。

▲天ぷらうどん(550円)

▲天ぷらうどん(550円)

 若槻温泉も軽食を提供しているので、今日もお昼を食べて帰ることにした。食堂にお客は私一人。うどんにそば、カレー程度のメニューなので、もちろん期待はできない。「天ぷらうどん(550円)」を注文した。天ぷらうどんというか、かき揚げうどんだが、平太麺のもちもち麺に醤油味のスープ。家庭的な味わいの可も無く不可も無く。ただかき揚げは油がひつこい感じでだった。身体は湯上がりもあり、さらにぽかぽかに暖まった。

 余談だけれど、天ぷらうどんには八幡屋磯五郎の七味唐辛子が添えられていた。信州の定番アイテムだが、この缶の振り出し口は唐辛子のイラストのへたのところだ。地元の人は誰でも知っているのだろうけど、移住組の私は、初めて聞いたときちょっと感動した。