寒さが緩み始めた。
天気も快晴、ちょっと足を伸ばして小布施の温泉へ出かけてみた。行きは初めてのルートを選んだ。須坂まで土手の道を走るのはいつも通りだが、屋島橋を渡るとすぐに県道347へと折れ、北国街道の脇道、旧松代道を走った。松代街道の福島宿からこのルートに入ったが、宿場らいしい雰囲気がわずかに残っている。
印象ではあるが、長野市街から小布施までのルートで、この道が最も交通量が少ないような気がする。
小布施の入口では道の駅「オアシスおぶせ」に立ち寄った。小布施総合公園に隣接する道の駅で、雰囲気のある道の駅だった。今度は食事をしてみよう。
目的地のおぶせ温泉は、2つの同じような温泉が隣接する。以前、あけび温泉につかったので、今日はもう一つの穴観音の湯に入った。
穴観音の湯は、観音様のお告げでできた温泉というのがその名前の由来のようだ。
あけびの湯同様、湯船からの北信五岳の眺望がその売りの一つ。快晴の今日は、まさにその眺めが素晴らしかった。が、なぜなぜ、露天風呂というと、目隠しがあるのだろう。「高台の温泉なんだからこの柵をとっぱらへ!」と声を大にして言いたい。せっかくの露天なのに、湯船につかると青空しか見えない。雪を頂いた五岳の稜線がまったく見えない。残念すぎる。ただし、内湯からは、全面のガラス窓越しに稜線がよく見える。こちらは◯だ。
お湯は、源泉掛け流し。内湯も露天も同じ湯を使っているということだが、露天は無色透明、内湯は白濁していた。説明によると、内湯はジャグジー(ぼこぼこと泡を送っている)なので、空気とより激しくふれあうので、濁り、露天はゆっくりと湯を注ぐので無色だと説明されていた。お湯の濁りも、日によって違い、緑がかっていたり、白濁していたりと変わるそうだ。今日はきれいに乳白色になっていた。
いずれも源泉掛け流しというこだが、含硫黄-カルシウム・ナトリウム-塩化物温泉の湯は、口に含むと露天の方が塩味強い気がした。露天は、寝湯の部分もあるし、湯温もやや低め、長湯ならこちらがいいと思われた。
おぶせ温泉穴観音の湯
私の満足度:★★★★
お湯:★★★★
景色:★★★★
情緒:★★★★