トップとレディースのダブルヘッダー

 長野パルセイロのトップチームとレディースチームの両方の試合が、ホーム、南長野運動公園で行われ、両試合ともに長野パルセイロが勝利を飾った。幸運にも本日休みで、両方の試合をゆっくりと観戦することができた。
▲トップチームの試合は初のナイトゲームで照明に灯が入った。芝生が映える

▲トップチームの試合は初のナイトゲームで照明に灯が入った。芝生が映える

 まず、行われたのは、11時キックオフでレディースの対吉備国際大学戦。学生だけの若いチームだけに負けられないところだが、前半は0−2とリードされた。試合運びは現在首位のパルセイロに安定感が見えたので1点目は、まあハンディか、ぐらいに思えたが、さすがに2点目は相手を勢いづかせ、難しい戦いになりそうな予感がした。しかし、後半PKから1点を取ると、あれよあれよの4得点。現在の順位が示す通りの力の差を見せつけた。

 レディースの試合は、1階席のみ、バックスタンド側を解放せず全席自由席なので、メインスタンド側、吉備国際大学のベンチ上あたりで観戦した。前の試合もそうだったが、まだまだマイナーなレディースチームを応援する人たちはやっぱりエンスー、後ろに座っている二人のおじさんの会話は「6点差で負けて、全然歯が立たなかったのにいいチームになったよ」とか、「◯◯は浦和レッズからきた選手で……」とか。選手の名前もみんな把握している。すごく面白かった。もうちょいレディースの選手のことも勉強しよう。

 一方、トップチームは2011年に初観戦。まだJFLの頃で、当然チームを見るというよりは、のんびりスポーツ観戦をするという感じで、選手の名前なんか一人もわからなかった。しかし最近ようやく何人かの背番号と名前が一致して来て、ちょっと語れる気がして来た。

 今日の試合は、寄せ集めチームのU22ということもあってか、2−0で勝利した。負けた前節の試合よりもボールが前に出て、サイドチェンジも出来るようになってきたなぁと感じていたのだが、監督のコメントは厳しいものだった。

【美濃部監督コメント】
今日のゲームは、「勝った」以外何もなかったというか、非常に内容のないゲームだったという感じです。疲れているとか、そういうこともあるんでしょうけれど、これほどチームが機能しないというのも初めてじゃないかなと思います。セットプレーとPK、それ以外のチャンスがほとんどなかった。シュートの精度も、クロスの精度も、崩しのイメージも全く見えてこない。U-22選抜は4-4-2のオーソドックスなチームで戦術的に大きな要素はほとんどないチームなので、しっかりと守れば、ノーチャンスで終わらなければいけないと思いますが、相手のチャンスの方が非常に多かった。決められていれば逆転までもっていかれたようなゲームをしてしまったということに関して、僕自身も何故かというところに疑問を感じる部分もあるんですけれども、動けないとか、そういうのもあるかもしれませんが、とにかく後ろが慌てすぎていて全然機能していなくて、そこが足らなかったと思います。
負けた監督の記者会見みたいですが、それほどゲームの内容は悪かったということです。

引用元:AC長野パルセイロ公式HP
http://parceiro.co.jp/news/top/201505063467.html

 やっぱ素人目では判断が甘い。J2、そしてJ1を目指すんだからもっと厳しい目で見なければならんね。