湯楽里館

 東御市の日帰り温泉「湯楽里館(ゆらりかん)」に行ってきた。往路には久々に国道18号を利用した。

 18号は更埴あたりからずっと1車線の割に交通量が多く、最近はとんと走っていなかった。平日の今日もやっぱり交通量が多く、随所にある信号でぺーすは上がらない。でも、たまに走ると千曲川の流れや、坂城町の様子など、新鮮で楽しめた。

 18号をひたすら走っていると、小諸に入ってしまった。目的地は東御市のはずなので地図を確認し、Uターンする。県道4号へ右折すると上信越道を下に見る改装区間へと入ってきた。この上信越道から離れるあたりに目的地があるはずだ。後からわかったのだが、4号に目的地への表示が出ていたのだが、手前で、4号をそれてしまったので、ちょっと道に迷うってしまった。

 どんよりとした曇り空から、ちょっとだけ晴れ間が見えた頃に湯楽里館を発見した。

 湯楽里館の立つ場所は、上田方面と丸子方面を一望する高台に建っていた。これだけの立地条件ならと期待して温泉に向かった。玄関を入ると、土産物の売店、そして大広間の休憩所と繋がっている。そこを抜けると浴室のある建物がある。大広間では食事の提供もある。2階には研修室が用意されていて、そこも休憩に使用できる。

▲湯楽里館外観。温泉施設は建物のさらに右側にある

▲湯楽里館外観。温泉施設は建物のさらに右側にある

▲館内の様子。奥が温泉につながっている

▲館内の様子。奥が温泉につながっている

 浴室の入り口には、展望台への階段があり、畑の広がる丘陵地越しに、市街地を一望できる。この景色を楽しんでから、風呂に入った。

▲展望台からの眺め

▲展望台からの眺め

 さて温泉はというと、内湯には大きなメインの浴槽に小さな薬湯?(イベント風呂)、ジャグジーとサウナがあった。前面がガラス張りで明るい。メインの浴槽が42度、イベント風呂が39度に調整されているようで、ぬるめの湯にゆっくりと浸かることもできる。残念なのは、メインの浴槽に滝の湯に流れ込むお湯のせいでジャバジャバとうるさい。さらに、せっかくガラス張りなのに、水滴であんまり外が見られない。湯はうっすらと緑がかって見えるが、塩素臭のする循環で泉質の良さは感じられない。

 景色を期待して露天に出てみたが、湯船には、前面に大きな岩が設けられ、そこからドボドボと湯が注がれており、青空が見えるだけ。立ち上がれば景色が広がるのだが、残念この上ない。

 大きな施設なので、湯には期待しないが、せっかくのロケーションを生かした浴室作りをして欲しかった。

みづほ温泉湯楽里館
私の満足度:★★
   お湯:★
   景色:★★★
   情緒:★

 ここには日帰り温泉施設のほか、レストランと物産館が隣接している。レストランでは、期間限定の鹿肉のビール煮を食べた。

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▲レストラン外観

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▲鹿肉の地ビール煮(1200円)

 鹿肉は、本当に柔らかく煮込まれていた。ただ、その分なのか、鹿肉の特性なのか、ジューシーさには欠けていた。鹿肉は初めて食べたので、評価はむづかしい。次回はレギュラーメニューを味わってみたい。このレストランの売りの一つは地ビールのオラホビールだが、残念ながらバイクなので味わえなかった。

 そしてもう一つの売りは景色。前面ガラス張りで、湯楽里館で見た同じ風景が広がっている。すぐ前にビニールハウスがあったので、夜景を見ながらなら、もっといいんじゃないかと思った。レストランはオススメだ。