偶然に長野市で試合があるのを知ったので、初めてバレーボールの試合を見に行った。場所も初訪問のホワイトリング。
バレーボールはせいぜい日本代表の試合をテレビで見るぐらい、ルールはだいたいわかっているけど、選手は全日本クラスの何人かを知っているだけで、現在の順位なども全く知らない。ファイナル6の試合ということだが、それがなんなのかもよくわかっていない。だけど、山口舞ファンの僕は、岡山シーガルズが来るということで、仕事の都合がつくとわかったら迷わずチケットを買った。
第1試合が岡山シーガルズ vs 久光製薬。2時開始で、1時半頃に会場入りすると、試合前の練習が行われていた。1つのコートを2チームで使っている。それも両チーム20名以上の選手、スタッフが入り乱れて練習しているので、大渋滞だ。豪快なアタックや飛び込んでのレシーブといった派手なアクションのイメージがあるので、よけいに「ちまちまとしたところで大変だなぁ」と、思ってしまった。こういう事前練習の様子とか見られるところが、生は面白い。
またスタンドの様子も興味深かった。ほんの数席のセイフティゾーンを挟んで、両チームの応援団が並んでいる。それぞれに統制のとれた応援が繰り広げられ、エールの交換があったりもして仲が良さそうな感じだった。例の風船型の拍子木みたいなやつで拍手していた。応援コール(っていうのかなぁ)が音響装置から流れるのも独特な感じがした。インドアスポーツってこうなんだろうか。
さて、試合の方だが、どうも岡山はパッとしない。決め切れるアタッカーがいない。全日本メンバー常連の宮下選手のパス回しがパッとしない。岡山はバックアタックを打てる選手もいない感じだからか、パス回しが常に捕まっている。それでも、スコア的には追いつきそうになることもある。守りの硬さが試合を作っているのかもしれない。結果0−3で敗れた。山口選手も先発したものの途中からベンチを暖めることになってしまった。レギュラーシーズンは4位だったらしいから、本当はもっとできるはずだ。これまで2連敗だが、フルセットまで戦っている。残念だ。
この日はもう1試合、トヨタ車体 vs 日立の試合が組まれていて、入れ替えなしで観戦ができた。山口選手も見たし、夜勤明けだから、帰ろうと思っていたが、1セットだけでもと思っているうちに、最後まで見てしまった。トヨタ車体にはでっかい外人がいて、身長の高い選手がそろう中でも明らかに背が高かった。そのサーブとアタックが豪快なのだ。それをまた日立の選手が止める。日立の栗原選手も良かった。結局フルセットの好ゲーム。2−0から2−2に追いついた日立が自力を見せて逃げ切るかと思われたが、勢いを取り戻した、トヨタが逃げ切った。
長野であったらまた見に行きたい。と思えるほど面白かった。長野にもVC長野トライデンツというチャレンジリーグ2部の男子チームがあり、現在好調のようだ。岡山もそうだが、企業チームでない地域のチームが強くなると、もっと応援も盛り上がりそうだ。バレーボール面白いね。