ブラウブリッツ秋田戦

DSCN4117

▲松原選手のロングスローを塩沢選手が頭で合わせ、1-0で勝利。松原選手のロングスローはコーナーキック以上の破壊力がある

 久々にパルセイロトップチームの試合を観戦した。今年2戦目の観戦だが、前回は下位のFC東京に0-1で敗れてしまった。

 あの後、4戦負けないしだが、相手はブラウブリッツ秋田。全日本を率いたオシムの通訳をしていた間瀬秀一氏が昨年から監督を務め、1年目は8位と低迷したが、2年目の今年、前半戦は一時首位に立つほどの好調さを見せていた。だが長野とのホーム戦で引き分けて以来、ここ5試合3敗2分と急激に失速している。

 一方我らがパルセイロは、FC東京戦以降は2勝2分とぼちぼちの成績。前節では流れの中からようやく得点もあげている。

 その勢いがそのまま試合展開に出ていた。パルセイロが前へ前へとボールをつないでチャンスを作り出しているのに対し、秋田は強力なプレッシャーもないのに、バックパスが目立っていた。去年までの秋田に戻ったような、自信のない試合展開に見えた。時々チャンスが見られるものの、その自信のなさが、勝利の女神に見抜かれたように、ゴールを割ることができなかった。

 しかし、パルセイロは、後半いつも通りの攻撃的な選手交代で、勝機を見出した。このところ勝利の方程式とも言える、塩沢選手、勝又選手の投入で、この日も1-0の勝利を勝ち取った。勝又が出ると何かが起きる、そんな雰囲気も出ているように思う。

 絶対に今年こそは昇格を目指そうと、かなりの補強を行ったチームとしては、少々心許ないが、このムードを力に変えて、後半戦は快進撃を続けて欲しい。

 頑張れパルセイロ!

 このところ、パク選手など移籍の発表が続き、どうやら選手構成も固まってきた感があるが、個人的には、宇野沢選手と山田選手が見たい。シンプルにサイドを駆け上がるだけの山田選手の動きはわかりやすくていいと思うのだが、ディフェンス面とか心配なんですかねえ。確か山田選手は一度のベンチ入りも果たしていいない。