長嶺温泉

 中野市には、開放感いっぱいの露天風呂のある「もみじ荘」、景色抜群の「ぽんぽこの湯」といい温泉があるが、この2つとは趣の違う素敵な温泉がもうひとつあるらしい。

 場所は、野沢温泉へ向かう国道292号沿い。ちょうど温泉付近は、このあたりには珍しい長い直線路。何度か駆け抜けたが、ここに温泉があるのはまったく気がつかなかった。今日行ってみると、でっかい看板が立っていた。珍しい直線路だから、周りの風景をちゃんと見ていなかったのかもしれない。
▲正面玄関側。小綺麗な外観

▲正面玄関側。小綺麗な外観

▲国道側には屋根に「長峰温泉」の看板がある

▲国道側には屋根に「長峰温泉」の看板がある

 長嶺温泉は、素泊まり4000円の宿泊施設でもある。施設内に一歩踏み込むと、この値段からも想像できる大衆的な雰囲気がプンプンしている。休憩所にはカラオケがあり、ステージもある。年に何回かカラオケ大会も開催されているようだ。

 そして食事もできる。居酒屋メニューというか、宴会メニューみたいなものも揃っている。

 浴槽は10人は余裕で入れる広さの長方形の風呂。素敵なのはタイルじゃなくて木造りなところ。カエルの注ぎ口からふんだんにお湯がそそがれている。うっすらと濁っていて、アルカリ性の湯らしいぬるっとした湯ざわり。気泡も体にまとわりつく。口に含むと苦味を感じる。鮮度の良さを感じることができるいいお湯だ。源泉温度が37度ほどで、注がれる湯は加温されているから適温だ。

 露天風呂もあるのだが、男湯は残念ならが、平日は午後5時から。昼は日・祝のみ。次回は時間を合わせて来てみようと思う。
▲内湯はシンプル。浴室の前面はガラス張り

▲内湯はシンプル。浴室の前面はガラス張り

▲2つある休憩室の一つにはカラオケセットがある。もうひとつは静かに休めるように配慮されている

▲2つある休憩室の一つにはカラオケセットがある。もうひとつは静かに休めるように配慮されている

▲ずらりとこけしが並ぶロビー。その一角に露天風呂の入り口が。男湯は時間制限があって平日の昼は入れない

▲ずらりとこけしが並ぶロビー。その一角に露天風呂の入り口が。男湯は時間制限があって平日の昼は入れない

長峰温泉
私の満足度:★★★★
   お湯:★★★★★
   景色:★★
   情緒:★★★★