セロードナドナ

▲保科温泉で撮影した最後の1枚

▲保科温泉で撮影した最後の1枚

 暖かくなってきて、ついに決断することにした。エンジン始動に問題があり、YSPで見てもらったが、かなりお金がかかりそうな説明だった。お金をかけてもどうなるかわからないし、このまま乗るには遠出が不安なので、どうせ乗らないのならと手放すことにした。

 手放すにあたり、まずはバイク比較.comを利用して見積もりを取ることにした。その結果、見積もり業者が4つ表示された。バイク王、バイクランド、それから地元のバイク屋さんともう1社(忘れてしまった)だったが、出張見積もりの連絡がきたのはバイク王バイクランドだけだった。

 まず、連絡があったのはバイクランド。地元に営業所がないので、査定できる日は限られるとのこと。直近の日を打ち合わせて査定を依頼した。次に連絡がきたのがバイク王。こちらは地元に店があるので、ある程度自由は効くようだった。結果、バイクランド、バイク王の順で査定を行ってもらった。バイクランドの査定は8万円、バイク王の査定は5万円だった。かなりの差があったのだが、5万円のバイク王で引き取ってもらうことになった。

 ともにだいたい同じような手順だった。ともに言われたのは、今回限りの査定価格、だということ。つまり今決断してもらわなければ次はこんなに出せませんよ。ということだ。それで、順番的に遅かったバイク王で引き取ってもらったというわけだ。最初からバイク王でも同じ査定価格なら迷わず売却と思っていたが、かなりの差があったのでちょっと迷った。しかし、これを乗り続けられるかというと、最初に書いた通り不安がつきまとうため、売却することにした。先方の言うように、本当に2度目にこの価格がつかないのかどうかは不明だ。そのあたりの取引が面倒でなければ試して見る価値もあったのかもしれない。

 実は、バイク王の査定を受ける日の朝から、手放すことはある程度決めていたので、最後のツーリングということで、近場の温泉までひとっ走りしてきた。編集部に半ば放置されていたバイクを手に入れて(確か2008年だったと思う)から10年、特に長野に来てからはよく走ってくれた。能登半島にも行ったし、福島にも行った。もちろん信州も走り回った。ありがとうセロー。
▲メーター表示は54,860km

▲メーター表示は54,860km

▲トラックに積まれていった

▲トラックに積まれていった