年末年始は休めないので、一足早く長野から島根へ帰省することにした。長野から島根へは、空路も陸路も直行便はないので、東京経由か長野経由が一般的だ。鉄道の場合、篠ノ井線、中央本線と走り、名古屋で新幹線に乗り換えて岡山へ。岡山から伯備線で峠を越える。約8時間30分の道のりになる。
これが一番よく使うルートだ。1日かけての移動になるけど、朝早く出れば十分に途中で観光できる。東京で働いている時も、長野に来てからも岡山からの峠越えが必須うルートで、これまでもずっと気になっていたのが「倉敷」。なので途中下車することにした。
7時45分長野発特急しなのに乗車、名古屋で乗り換えて1時前に岡山に着く。そこからローカル線で倉敷へ。岡山から20分ぐらいだ。伯備線の特急やくもは1時間に1本なので、ここで約1時間半の余裕ができた。駅前の観光案内所で「倉敷美観地区」の情報を収集。駅から徒歩15分と結構近く、古い町並みを1時間ほど歩き回ることができた。
倉敷は、江戸時代には天領であり、天領を治める代官所が置かれたところ。そして明治になると倉敷紡績ができて紡績で栄えた。
▲美観地区のメインストリート? 川船も浮かぶ水路沿いの街並み
▲江戸時代の代官所跡でもある、かつての倉敷紡績である「倉敷アイビースクエア」。つたのからまる建物が印象的
▲古い情緒を残す本町通り
▲一歩裏通りに入ってみるのもいい。白壁の土蔵が並んでいた
▲白壁の建物に使われていた板壁は、一度焼いたような木材が使われていた
▲最後に鶴形山公園に上り、阿智神社から美観地区を見下ろした