フットサルリーグ2部に参戦するボアルース長野の試合を観戦した。フットサルは、日本代表の試合をテレビで見る程度で、生で観戦するのは初めてだった。会場は長野五輪でフィギュアスケートが行われたホワイトリング。以前、Vリーグ女子の試合を観戦したことがある。
キックオフは18時30分。約1時間前に会場入りしたが、さすがに平日の金曜日とあって、観客はまばら、オリンピックスタジアムだから観客席は広くて約5000席なので、ガラガラという印象は拭えない。最終的に500人強の観客が集まって、なんとか形になっているという感じだった。
長野のプロサッカーリーグは、観客動員数は全国的には多い方だ。J2リーグで松本山雅は別格の感のある集客数を誇るし、長野パルセイロもJ3の他チームが、1000人強の集客数に留まるチームが多い中、常に3000人以上の観客を数えている。それに比べると、今日の観客数は寂しい限り、2部の強豪チームと言えるボアルースの試合だけに、今後の盛り上がりを願うばかりだ。
さて、試合内容は4-1で圧勝した。相手の1点もオウンゴールなので、全得点をボアルース長野が叩き出したことになる。チャンスも圧倒的にボアルースの方が多かったし、テクニック的にもボアルースの選手の方が優れているように感じられた。
しかし、ボアルース長野のベンチ入りメンバーは9人だった。スターティングメンバーが5人で、交代メンバーが9人まで認めらているようなので、最大14人の選手が出場できるはずなのにだ。しかも、サッカーで言うところのゴールキーパーであるゴレイロは、控えのメンバーがいない! アレっと思い、チームの選手紹介を見るとボアルースには2人のゴレイロしかいないのだ!! だれでもできるというポジションではないだけに、これで大丈夫なの? と非常に心配になってしまう。この選手層の薄さからも、ボアルース長野がフットサルのプロチームとしては、まだまだ、基盤の脆弱さを感じさせる。フットサルがまだまだ人気スポーツにはなっていないことが、2部とはいえ、上位争いをするチームのこんなところにもうかがえる。
試合自体は、勝ったこともあり、とても楽しめた。20分ハーフで行われるが、プレイが止まると、時計も止まってしまうので、実質は前半後半ともに40分から50分程度かかっていた。観戦には適当な長さのようにも思われた。さらに、今日は先着100名に、スポンサーである、ホクトのきのこ商品(2500円相当らしい)が配られた。前売り1000円の入場料で、ゲーム観戦を楽しみ、さらにお土産付き! ぜひ、次戦は(おみやげ付きかどうかはわからないけど)、多くの方に観戦してほしい、オススメのスポーツだ。
ところで、長野には、いろいろなプロスポーツチームがある。主なところで、
サッカー
松本山雅 J2
長野パルセイロ J3
長野パルセイロレディース なでしこリーグ1部
バレー
VC長野トライデンツ V1
長野GaRons V2
バスケット
信州ブレイブウォリアーズ B2
野球
信濃グランセローズ BCリーグ
が、存在する。
1部リーグで活躍するチームはまだ少ないものの、冬のオリンピックを開催して経験のある長野でも北信地区は、アイスホッケーやスピードスケート、スキージャンプ、カーリングなどウインタースポーツのトップレベルの大会も開催されており、1年を通じてのスポーツ観戦には非常に恵まれた地域だなあと思う。