一ヶ月ぶりにトップチームのゲームを観戦した。前回観戦は藤枝戦で4−0の快勝、J3参戦以来初の低迷を続けている今年の鬱憤を晴らしてくれる一戦だった。が、しかし、前節は苦手のU23(セレッソ大阪)に案の定0−2で破れるし、前々節は、勝ったとはいえラッキーな感も拭えないPKでの勝ち越しだった。さらに、その前はドローゲーム。今年を象徴するかのようにスカッとしない一ヶ月だった。さて今日は……。

ゴール前で河合選手が粘りに粘り、それが先制点につながったところまでは、非常に良かった気がする。しかし、その後は決めきれず、ワンチャンスをものにされて同点になる。その後はギヤが上がることなく、一進一退の攻防が続いた。J3リーグのレベルは年々上がっており、昔のようには行かないとは思うが、前は残り10分、スタンドの大声援に押されて一気に畳み掛けるといいうゲームが何度おあった。それなのに、今日の残り5分は、スタンドのボルテージが上がっても押される場面の方が多かった。そこが不満というか、面白くない。2位を走るチームだから引き分けなら御の字の気もするが、たとえ負けたとしても、声援に乗って攻勢に転じるあの雰囲気を味わいたかったのだ。
今年のパルセイロのスタメンは、毎試合のように入れ替わり一定しない。フォワードもディフェンスも、そしてボランチも。他のチームがレベルアップしている中で、その進化のスピードが遅く、結果的に遅れをとっている感は否めない。
今日は30回目の日本GPの日でもある。そのF1でいうと、今のパルセイロはマクラーレンを見るようだ。マシンの開発は迷走しているが、アロンソの力(個の力)でコンストラクターズとしての順位は、なんとか中盤を維持している。一方、ホンダと組んだトロロッソは、下位に低迷しているが、少しずつ明かりが見えてきて、日本GPの予選で2台がトップ10に入った。決勝ではトップ10に入れなかったものの、ワクワクさせてくれるものがある。車体、エンジン、ドライバーが同じ方向に進化している感じがする。
来年こそ、パルセイロも、チーム、選手、サポーターが一体となって進化するといいなぁと思う。頑張れ、パルセイロ!
長野パルセイロ | 鹿児島ユナイテッドFC | ||||
---|---|---|---|---|---|
スターティング | |||||
16 | 阿部信行 | GK | GK | アン ジュンス | 13 |
19 | 三上陽輔 | DF | DF | 水本勝成 | 23 |
5 | 寺岡真弘 | DF | DF | 平出 涼 | 5 |
26 | 遠藤元一 | DF | MF | 田中奏一 | 26 |
2 | 松原優吉 | DF | MF | 中山雄希 | 20 |
25 | 有永一生 | MF | MF | 吉井孝輔 | 22 |
6 | 岩沼俊介 | MF | MF | 牛之濱拓 | 32 |
17 | 明神智和 | MF | MF | 中原秀人 | 38 |
8 | 河合秀人 | MF | MF | 萱沼優聖 | 30 |
14 | 東浩史 | MF | FW | キリノ | 19 |
30 | 萬代宏樹 | FW | FW | 薗田卓馬 | 29 |
リザーブ | |||||
21 | 小澤章人 | GK | GK | 山岡哲也 | 1 |
3 | 大島嵩弘 | DF | DF | 谷口 功 | 3 |
15 | 西口 諒 | DF | MF | 藤澤典隆 | 15 |
7 | 佐藤悠希 | MF | MF | 西岡謙太 | 14 |
23 | 堂安 憂 | MF | MF | 松下年宏 | 24 |
28 | 松村 亮 | FW | FW | 永畑祐樹 | 8 |
13 | 勝又慶典 | FW | FW | 中原優生 | 17 |
得点 | |||||
18分 有永一生 | 3分 キリノ | ||||
入場者数:2,683人 |