台風19号は日本全土、特に東日本に傷跡を残していった。日本最長の千曲川(信濃川)が長野市内で10月13日に氾濫し、連日その被災状況がテレビで中継された。しかし、長野市といっても結構広い。私が住んでいるエリアはまったく影響がなかったので、市内に住んでいてもその被災の状況はよくわからなかった。
11月1日にそのエリアを走ってみると、河川敷は泥が覆い、住宅は掃除が続いている状態だった。連日放送されていた新幹線の車両基地の車両は、まだそのまま、すぐ近くになる「りんごの湯」は、営業を停止しており、屋外に自衛隊いよる入浴施設が設置されていた。





専門職として福祉避難所でのボランティアを優先させたため、なかなか実際の被災地にボランティアに入ることはできなかったが、ようやく今日出かけるとこができた。
参加したのは「信州の農家を救おう!! ボランティアプロジェクト(通称:農ボラ)」。長靴を履いて、合皮の手袋、マスクをした。作業は、4〜5人のグループ単位でチームを作って、何チームかが同じ場所に派遣される。同じグループには横浜からきた年配(私と同い年ぐらいかちょっと上かなと思える)ご夫婦と南信から来た40代ぐらいの男性だった。ともに遠くから駆けつけてくれていて、頭の下がる思いだった。


実際の作業は、午前中にりんごの木の根元の泥を除去、午後はビニールハウス内に溜まった泥の除去だった。10時ごろから、1時間程度の昼食休憩を挟んで14時半ごろまで、久々の屋外での肉体労働だったけれど、肉体的なきつさはほとんど感じなかった。ほどよい加減に調整されているんだなあと思った。
また、参加したいと思うが、私もけっこう歳なので無理をしないようにしたいと思う。