峠はもう冬? コケた

 21日に鏡池へ行って紅葉を見たが、鮮やかさはイマイチな感じだった。そこで、昨日(26日)は、自宅周辺は天気が良かったので見頃になったという北の野沢温泉へと出かけてみた。ところが、野沢温泉村に近づくとどんどん雲が厚くなりついにはパラパラと雨まで降って来た。湯に浸かるとすぐさま引き返した。

 そんな悔しさもあり、今日は、朝からどんよりと雲が立ち込めているものの雨雲レーダーを見ると一切雨雲は見当たらない。天気予報ももちろん晴れ。そこで、雲が切れて来た9時ごろに出発して毛無峠、万座温泉を目指した。

 先日同様に高山村から大前須坂線(県道112号)で万座を目指す。湯峰公園展望台で眼下に高山村を見る。いい感じで色づき始めてきている。ここからさらに上りの九十九折の道を走る。ときには2速まで落としながら、110ccのカブ太郎(我が愛車のペットネーム)の力を最大限引き出せるように走る。標高を上げると木々も減り見通しがひらけてくる。行楽らしき県外ナンバー車ともすれ違い、気分も乗ってくる。道路脇にはカーブのナンバーが書き込まれた標識があり、そろそろ一桁に近づいてきた。

 いよいよ群馬県かと思っていたときだ。ツー、ガッシャーン。不意に視界がアスファルトの路面に接近した。あれっ、転倒した。とにかくカブ太郎の損傷状況を確認しようとバイクを起こそうとすると、足元がツルツルと滑る。路面が凍結しているのだ。見た目ではまったく気がつかなかった。起こしたカブ太郎を凍結していないところまで押していき、サイドスタンドをかける。確認するとマフラーのカバーに軽度の擦り傷。後はグリップエンドとミラーに少々。峠で低速だったのが幸いした。平常心を取り戻してあたりを見ると、路肩にはわずかだが白いものが。転倒箇所まで後戻りして確認すると、確かに凍っている。この第8カーブだけ、全体に日陰なのだ。信州の峠をなめていた。それからは恐る恐る毛無峠を目指した。幸い日陰のコーナーはなく、それ以後凍結路面に出会うことはなかった。

 毛無峠で写真撮影。万座温泉「日進館」の内湯につかり、渋峠を越えて帰路についた。

湯峰公園展望台で眼下に高山村を見る
湯峰公園展望台で眼下に高山村を見る
朝10時30分ごろ。日陰の第8カーブは凍結していた
朝10時30分ごろ。日陰の第8カーブは凍結していた
転倒でマフラーのヒートガード部分に擦り傷が残る
転倒でマフラーのヒートガード部分に擦り傷が残る
毛無峠に到着。8年前はまだしっかりと読めた。群馬県の看板は、すっかり薄くなっていた
毛無峠に到着。8年前はまだしっかりと読めた。群馬県の看板は、すっかり薄くなっていた
8年前の毛無峠
8年前の毛無峠
前回はガスがかかって何も見えなかった渋峠。今回は草津の町まで見渡せた
前回はガスがかかって何も見えなかった渋峠。今回は草津の町まで見渡せた