心落ち着く保科温泉

 以前から長野市内を走るバスの行き先表示に示されている「保科温泉」という温泉名が気になっていました。かといって調べることもなく過ごしていたのだが、ついに! 一念発起「保科温泉」に出かけてみました。
 ネットで調べてみると、一軒宿の温泉地、しかも宿は廃業、今は市営の日帰り温泉として営業しているということ。場所も市内で我が家から10kmほど、意外と違い。
 長野市街から犀川、千曲川を跨ぎ県道34号線を南下します。県道34号線は市内と菅平高原を結ぶ道路で、冬期は通り抜けができませんが、長野市から菅平へ抜ける最短ルートになってるみたいです。もう少し暖かくなった、ここを抜けてツーリングに出かけてみようと思います。
 さて、保科温泉はと言えば、元お宿ということもあり外観は立派、ロビーも宿をおもわせる造りになっています。浴場は内風呂のみ、なんでも広さが違うということで、男湯と女湯が日替わりで入れ替えられています。聞いてみると、1.5倍ぐらいの広さの違いだとか。長方形の10人は入れそうな(この日は狭い方が男湯)湯船で洗い場も広々。お湯は、ほんのりと茶褐色の湯。熱めで湯上がりは体がほかほか。湯船に設置された温度計は42〜3度を指していました。山間の静かな場所なので露天がないのが残念です。
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入浴料:400円
泉質:カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉
   (中性低張性低温泉)
私の満足度:★★★ 
   お湯:★★★★ 
   景色:★ 
   情緒:★★
 保科温泉は若穂という場所にありますが、若穂は旧若穂町。そのまた合併前の保科村というのがそもそもの温泉名の由来のようです。村というひっそり感が今もただよう場所で、護岸工事が施されているものの千曲川の支流、保科川沿いに民家が点在しています。
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 小さな川ということもあるが、この保科川の水が実にきれい。長野市近郊で初めて清流を見た気がしました。それもあり、わずかな距離でしたが癒されるツーリングでした。