快晴の休日。妙高から小谷へ抜ける林道を走破した。
この道は、昨年6月24日、小谷の雨飾温泉を訪ねた時に抜けられなかった。その時以来、いつか走ってみたいと思っていた道だ。
ほんとんど誰も走らないような寂しい道だと思っていたが、意外や意外、結構人気のスポットだった。もちろん、3連休の最終日ということもあるのかもしれない。笹ヶ峰牧場は確かになだらかで美しい自然林に囲まれた牧場だった。周辺はブナやミズナラの美しい遊歩道も整備されているようで、笹ヶ峰キャンプ場には、道にはみ出す程の駐車車両が見られた。
そのため、笹ヶ峰牧場までは通行車両は結構多く、しかも道が狭くくねくねのため、ペースはまったく上がらない。その分、周辺の風景を楽しみながら走った。
キャンプ場を過ぎると、舗装は途切れる。待望の林道だ。路面は、ジャリの浮いているところはあるのもの良く整備されていて走りやすい。ただし、谷側は深い谷でガードレールはない。しかも山歩きの人なのか、キノコ狩りの人なのか、所々に駐車車両があり、牧場までには及ばないものの通行車両が多い。小谷方面に向かう場合は、谷側を走るので、見通しの悪いところは、特に慎重に走った。途中数キロの舗装路を挟んで、約8km、約3kmのダート区間が楽しめる。
県境の乙見山峠はトンネルで抜ける。長野県側に入るとより絞まった硬い路面になる。
林道の終点が、ちょうど雨飾荘と雨飾温泉露天風呂がある。雨飾温泉露天風呂は寸志で入れる温泉、前回訪ねた時には、熱々で、水道水でたっぷりとうめて入ったので、冷えきった体を温めるには少々きつかろうと思い、雨飾荘の風呂に入ることにした。有料の湯なら少しは湯温調整されてるんじゃないかと思ったからだ。
だから今回は雨飾荘の湯につかった。そしたら、内湯は熱かった。入れない程ではないけど、熱かった。だから水道水でちょいうめた。ここにも露天風呂があったので、そこにも入った。するとぬるい。俺の思った通りだ! とほくそ笑んで、ゆったりと湯に入った。
後の予定もない。折角だからてから、寸志の露天風呂にも入った。すると、な、な、なんと、ぬるい。すんなり入れてしまった。がーん! 風呂としては断然こっちの方が素敵。最初からこっちへくれば良かったのか。そうか! 今日は休日、野沢温泉の外湯同様、先客がうめてくれてるんだ。という結論に達した。温泉分析表を後で確認すると、どちらも同じ源泉を使っていた。ただし、露天風呂の方は湯の花がただよっていた。
湯につかりながら、帰路をどうするか考えた。やっぱりもう一度林道を走ることにした。結果的には大正解。帰りも楽しく走れた。